ジャケットデザイン:マツヤマ・アキオ
2022年7月31日に配信リリース!5年ぶりの待望の2ndアルバムはライブのバンドメンバーと制作。
エンジニアは長崎、ミュージシャンは東京、福島と離れていたが、「どんな場所で録音してもいい。マイク一つあれば、外だって、部屋だってどこでも!」というエンジニアの言葉に、肩の力がふっと抜けレコーディングスタジオではなく、ドレミハミルの家、それぞれの家で録音をスタート!
振り返りながら、1曲づつ紹介します。
◼︎123go 2018年に作った曲。
「ワントゥスリッゴ ワリオッチャイ」からメロディーと歌詞が出てきて、カスタネットのおもしろいリズムも同時に頭で鳴った。
これは、カスタネットの天才『絢々』の見せ所じゃないか!!と作りながらワクワクした。
絢々の「鍋」、アキオくんの「水笛」の音のデカさに録音中ヒヤヒヤしたが、最高な仕上がりに。
チアキちゃんの徐々にぐいぐい来るアコーディオンもなんともかっこいい!
Aメロの明るい感じとBメロで急にマイナー調に変化するとことか
まるでビートルズのホワイトアルバムに入ってそうな曲じゃない?
◼︎Jocho 2017年に作った曲。
ドレミハミルの曲の中で1番アップテンポ、なかじのドラムがめちゃめちゃかっこいい曲。
「アッサカラココミラッシ〜コンビラセンパイ」と、「先輩?」となる歌詞。
(仮)タイトル「センパイ」だったw
なかじの提案でクリックなしで録音。大胆なグルーブになった。
後半の「手拍子」あれ、お客さんと一緒にライブでしたいです!(予習たのんだ)
◼︎Fingalot 2018年に作った曲。
踊らずにはいられない曲(自分が)
サビの「フォンガロット」ってことばが口から出てきたとき
これは名曲になる!「フィンガロット」って響き最高!って胸高鳴った。
途中、静かになるとこで、どうしてもハミル語じゃないなって気がして、アキオくんに日本語で歌詞を書いてもらった。
急に日本語なんだけど、曲にしっくりはまってる。
ベースのリフも土台になってて、マサキくんがイメージ通りにかっこよくひいてくれた。
トロンボーンのなみきまみさんは、一度ライブで対バンした時に気になってた方。
TwitterのDMでお願いしたら快くOKしてくださった。やりとりが慎重で丁寧で。
人柄って音にでるんだなって改めて思った。素敵!
◼︎Pic Chang 2021年に作った曲。
出産してからの初めての新曲。サビだけできてて、これと相性がいいAメロがいつかできるといいなって
サビだけストックしてた。ふとギターを持って歌ったらバーってAメロがデタラメ日本語で出てきて
すぐスマホで録音。「パパママ」ってうたってる。「おいつけないんだ」ってうたってる。
お友達のアニキから(ニックネーム)
結局のところ、育児って常に悩みが尽きないのさ
子供の成長についていけない自分との戦いでもあってね。
と、育児ノイローゼぎみになってた時、いろんな言葉で救ってくれた。
その時の「ママになったからだっておいつけないんだ」が歌詞としてふと出てきたんだと思う。
Aメロはこの雰囲気のまんま日本語歌詞にしたい!
アキオくんに、歌詞を依頼。(自分で書かんのんかーい!ってね)
完成したものを、うたった時涙がでた。
そして、この曲が100倍素敵になったのは、もう一つ!
オモトチアキのクラリネットがすげ〜〜〜いいっ!!!!こと。
エンジニアの津吹さんも、「惚れ惚れする」と何度も絶賛。
私はこの曲を世界に届ける役目がある!とまで思った。
エンディングは口笛と絢々のグロッケンのユニゾン。これまた沁みちゃう。
◼︎Methondy 2017年に作った曲。
なんかこの妙なコード感いいな。ってツーフィンガーでギターを弾いてたら、
「メッソンディーアッグエラソンドラ ピーポー」とメロディーと歌詞も出てきて
一気に最後までできた曲。この曲ができた時から、もう景色は森!
深い霧がかかった暗い森。とにかく「森」というワードをメンバーに伝えたら
いろんな生き物や恐怖感を楽器で演出してくれた。
アキオくんがカラス笛を録音してると、
本物のカラスが家の周りに大集合して、鳴き声がうるさくて中断。
そんなことある!? まじでカラス笛は注意すべし!
津吹さんには何もリクエストせずMIXを依頼したのに、怪しい森感さらにアップ!
このぞくぞくを、イヤホンでぜひ体験してほしい。
◼︎Mee 2017年に作った曲。
これは11月に作ったんだけど、
少し肌寒くなると、ちょっと人恋しくて、意味なく切なくて。
そんな気持ちをたっぷりメロディーに込めた、「キュン」狙いで作った曲。
サビのリコーダーと鈴、アコーディオンの絡みが、たまらなくキュン。
◼︎Fowa 2017年に作った曲。
サビから出来た曲。とにかくサビの「Wao」を言いたくて作ったというか。よく聞くテレビの効果音(セクシーボイス)の「Wao」ね。
日常で、こんな声出してたら「お母さんどした?」って心配されちゃうけど、Fowaでうたう分には誰にも誤解されない!
ぜひ、おうちで「Wao〜♡」をこっそりやってみて。
トロンボーンは、よくライブに来てくれてはべた褒めしてくれる
大大くん(from ッタンタラ)に声をかけた。後半の盛り上がり方すごい好き。みんなの演奏が楽しすぎて思わず笑っちゃう。
◼︎Chuwa Chuwa 2021年に作った曲。
実は2017年「星野源のオールナイトニッポン」のジングルのコーナーへ送り
まさか採用され流れちゃったという、おもしろエピソードつきの曲。
ジングルは時間制限があり、30秒バージョンで作ってたけど
今回のアルバムの最後に入れよう!と昨年改めて完成させた。
グロッケンや、コーヒーを挽く音、すごく癒される。
そして、津吹さんの魔法がかかり、ステキなひと息曲に。