2019/8/11(日)ハミルカフェ vol.4

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ドレミハミル主催
2019/8/11(日)ハミルカフェ vol.4

■開場:16:00/開演:16:30
■会場:下北沢ハーフムーンホール
※駅は下北沢(徒歩約8分)
道案内はこちら!!!

■入場料:2000円 +1ドリンク
※高校生以下1000円+1ドリンク、小学生以下無料 
■出演者:ドレミハミル(ワンマン、1時間半程度を予定してます)
■出店:まるさんかくコーヒー
ご予約はこちら
※定員人数に達したら締め切ります。お早めのご予約をお願い致します。

【編成】
ドレミハミル(ボーカル/ギター)

ゆっぺ(パーカッション)
マツヤマ・アキオ(鍵盤/おもちゃ楽器)
なかじまはじめ(ドラム)
絢々(グロッケン/その他)
オモトチアキ(アコーディオン)
いくらのよしは(トロンボーン/フルート)
オオホリマサキ(ベース)

【まるさんかくコーヒー】
今回出店していただく、まるさんかくコーヒーさん。
埼玉県日高市で体に優しいおいしいランチ・珈琲や焼き菓子が食べれるお店です。
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コーヒー袋、ロゴマークをマツヤマ・アキオくんがデザインした事からお店の存在を知り、
店主こだわりの珈琲豆に、私はすっかりハマってしまいました。
いつかみんなにも飲んでもらいたい!と思っていたので念願が叶いとっても嬉しいです。
珈琲の他にも、夏にぴったりの飲み物をご提供していただけるみたい!

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どれもこれも美味しそう!
ドリンク・おやつ300円〜

【下北沢ハーフムーンホール】
今回4回目となるハミルカフェ!ついに、勢いでホールを借りてしまいました。
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開放感バツグン!どの席からも面白い演奏が見られるはず。席の後ろも広いので、踊りたくなったら後ろで!
また、お子様連れの方もご自由に広いスペースをご利用ください。

産休前の最後のライブ!是非是非ぜ〜〜ひとも、たくさんのご来店をお待ちしてます。
みなさ〜ん、そしてお願いが。。
早めのご予約にご協力いただけると助かります。よろしくです!

ハミル

カープありがとう

お葬式の夜、参列してくれた高校時代のバンドメンバー2名とオット私とで、閉店までファミレスで語った。
1人はわざわざ兵庫県から駆けつけてくれた。すごくすごく嬉しかった。

その夜、オットの様子に変化が。。。
通夜、葬式と立ったり正座したり、急に「これ持っといて」と、兄に遺骨を持たされバスに乗ったり。

気疲れでしょう。。首や手が回らず、上がらず、むちうち状態。動きはロボット。
横にも慣れず、朝まで寝れずロボットオット。

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実家の近くで日曜空いてる整体はなく
1時間半かけて広島市まで行くことに。
(うちは、広島市から1時間半かかるの)

バスの中で、治療院を検索。

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マッキーも行ってる!広島駅から近いここに決定!

ちょうどその日はカープの試合があり、マツダスタジアムに向かう人たちと出くわした。
みんなユニフォームを着て、辺り一面真っ赤。
お弁当屋さんやグッズ販売の人の呼び込み。
お弁当を持って向かう人たち。
みんなワクワク楽しそう!!

父も、英心会でバスを借りて応援に行ってた。
小さい時から、カープ、カープ。
お店でも、試合がある時は
テレビがついてて、お客さんと大盛りあがり。

この光景を見ながら、お父さんを楽しませてくれたカープに心底感謝した。カープありがとう!
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(↑この写真は通夜の日、お父さんが通っていた洋服屋の店主から送られてきた)

オットの鍼治療は驚くほど上手くいき、首も手も上がるようになった。鍼ってスゲーー!
待ってる間お腹がすき、絶対美味しいものを食べるぞと食いしん坊発動。検索。
ささっと食べれるラーメンに。
尾道ラーメン人生初!(尾道ラーメン三公)
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餃子セット、唐揚げセットを注文。
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尾道ラーメンってうまぁ~い!後のせネギがたまんない。

でっかい唐揚げ4つ(セットについてる量じゃない)
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1つファミチキくらいある唐揚げ2個たいらげた。
ロボットオット「よく食べたね」と驚いてた。
安堵なのか、バカみたいに食べれた。

こんな時でも、食いしん坊発動。
おいしい物をおいしいって感じて食べれる幸せを噛み締めた。

東京に戻って数日経つ。
「もう本当に会えないんだ。電話も来ないんだ。だし巻きも食べれないんだ」
って急に込み上げて
家の近くの緑道でザーザー雨が降るように泣きじゃくったり、
無心で料理を作りまくったり。たまに壊れて悲しんでます。
今は忙しいから、音楽に救われてる。

2年前、広島でドレミハミルを見てもらえた事、今思えば本当にやってよかった!
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こないだ帰った時に気づいたんだけど、
お店のレジの右上の壁に、
油性ペンで「ドレミハミル」って書いてあった。
ライブみたあと、油性ペンでお父さん書いちゃったのかな。
「面白い!」ってすごい感心してたのにびっくりした。今まで歌ってきた中で、一番褒めてくれた。
「日本語の曲を少しでも入れたら?」って言ってたのは無視したけど。。笑

みんなも色々あるよね?なのにいつも気にかけてくれて本当に感謝してます。
私はずっーーーーーーーっと、ドレミハミルを続けてく。歌ってく、ありがとう!
そして、無事に産むからね。

カープでお葬式

通夜、葬式と無事終わって、東京で過ごしてるよ。
まずみなさんにお礼を言いたい!!

ブログを見てすぐ連絡をくれたお友達やファンの方。葬式に来てくれた地元のお友達。
本当に本当にありがとうございました。

お父さん(阿部克次)はね、カープのユニフォーム『ABE』を着て(安部友裕選手の見たい)棺桶に入ってた。
カープを狂ったように愛したお父さん。お兄ちゃんが「ユニフォームを着させちゃりたい」と言い用意したらしい。
●広島弁 着させてあげたい→着させちゃりたい。

遺影もお店(料理屋)に飾られていた元カープの梵英心選手とお父さんのツーショット写真がいいと兄が決めた。

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額のまま写真屋さんに持っていくと。
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「さすがに梵では」と思われたのか、林になったお父さん。おもしろくていい!最高のいつものえがおだった。

通夜、葬式、と驚くくらいの人がお父さんに会いにきてくれた。そして、口々に「こないだ、だし巻き持って来てくれちゃったばっかりよ!」と信じられない様子。

倒れる前日、お父さん(料理人:だし巻き卵名人)はだし巻き卵を沢山巻き、普段あまり出向かない人にまで、車で配りに行って、みんなと大話をし大笑いしてたらしい。母、兄もそんなことは知らずみなさんの証言に驚いていた。

倒れた日には、私に荷物を送ってくれたりと、
虫の知らせとはこうゆうことなのだろう。

喪主(兄)の挨拶。
寝ないで考えたと思われる挨拶文。
目には誰にでもわかるくらいのクマができていた。
母は「お兄ちゃん、ちゃんとできるかね?」と
緊張感が伝わってきた。

何度も書き直したと見られる、ぐしゃぐしゃになった紙をポッケから取り出し、読み始めた。

お父さんと喧嘩が絶えなかったこと。
倒れる前の日の大喧嘩のこと。
お父さんの料理には勝てるきがしないこと。
お父さんがメモした料理レシピは何が書いてあるかさっぱりわからないこと。
急すぎて実感が湧かないこと。
途中止まりながら涙を流し最後まで読んだ。

まるで大きい小学6年生が泣きながら作文を読んでいるように見えた。

倒れる前日の大喧嘩。
お店のことで話し合いたかった父。
「親子なんじゃけー話合えばええじゃないか」
父が兄に向けて言った最後の言葉だったらしい。

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会場には若い頃のお父さんの写真や、家族写真などたくさん飾られていた(そういうサービスがあるの?)
父兄が仲良く喋ってた頃が思い出せないな。

私は妊婦だからと、みんなに気を使われ
葬式の次の日に東京に戻ることにした。

6/6 父逝く

6/6 朝8時50分。天国へ父が旅立ちました。

知らせを聞く前。
朝トーストを噛った瞬間、先週入れてもらったばかりの差し歯が抜け、予感が走った。

そして今6/7、実家に向かっている。お腹の子と新幹線の旅がつづいてる。がんばれお腹の子よ。というか、お腹の子がいるから、私は強くいなきゃと気が張り。まだ涙を流せずにいる。

父さん、2年前うちに遊びに来たとき。二人でたくさん遊んだね!たぶんだけど、あん時買った料理本。買って満足~で、見てないんじゃないかなぁ?

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買いすぎ
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うちで寛ぐ父。
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私は歯抜けのまま、これから通夜いってきます

大好きな土手

実家はいろいろあって落ち着かない場所。
(両親の仕事が終わるのが遅い関係で、私は小さい頃から高校生まで徒歩2分のバアバん家で暮らしてた。バアバん家が落ち着く場所だったというと母悲しむのでここだけの話。)

わたしは早く起き、大好きな土手で1人朝ごはんすることにした。朝ごはんを買いにセブンイレブンに向かいながら、緑の爪を落とさなきゃなぁと眺める。

兄「趣味悪い色じゃのう。田舎はすぐ噂になるけーとってくれや」
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さすがに、葬式は落とすけど。田舎はね、そうそう。だから都会が楽です。

大好きな土手。
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朝ごはん
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朝ごはんが大好き。川の音を聞きながら朝ごはんだなんて、超贅沢!と噛み締めてると、知らないおばちゃんきて、隣に座られ世間話(20分くらい)して、帰ってった。

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次の日も同じ場所で、同じ朝ごはんを買い、まさかまた同じおばちゃんに会うという(デシャブかよ)

日に日に弱っていく父。だしまきともうんともすんともいわなくなった。私はひとまず東京に帰ることにした。

最後までケンカ

お兄ちゃんは、静かに涙を流しつづけた。

お兄ちゃんと、お父さんはどちらも料理人。そもそも、一緒にお店をやるってのが間違い。性格が合わなすぎる。。。しかも親子で仕事ってきっと難しい。

⚫お父さんは、中学生の頃から和食の修行。厳しい修行に耐え、1から店を作り商売命。「俺の背中を見ろ」みて欲しいタイプ。ひょうきんで人気者。

⚫お兄ちゃんは、なーんとなく料理の道に進んだ?なぜかイタリアンの道。厳しい修行に耐えかねて実家に帰ってきた。未だに一人じゃ何もできない過保護タイプ。
(もうここは隠さず、素直に書きまくります)

10年以上怒鳴りあい。普段は温厚な兄も、お父さんにだけびっくりするくらいキツイ言葉使い。「お前あっちっとけ!」「出ていくけーのー」
(しかし何年たっても出ていかない)

数年前にお父さんは、兄に店を譲り裏方へと世代交代。したにも関わらず、店のそうじ・仕込み・会計を裏で全てやってた。オープン前に店にきて厨房に立つ兄。これじゃあ意味ない。。。結局手を出してしまう父と母。

倒れる前の日、お父さんが今後のお店について、話し合いをしたいと持ち出した(本気でお店をやってほしいと話したかったらしい)案の定、話し合いにもならず大喧嘩。聞く耳もたずの兄。

病室でお父さん見ながら「最後もケンカじゃあ」とお兄ちゃんは涙が止まらなかった。お母さんはそんな姿を初めて目にし、驚いてつられて泣いたらしい。

私が実家に帰らなかった理由は、私が何を言っても何年も何年も父、母、兄がずぅーーーっとこの状況を変えないから。ずぅーーーっとそれぞれの愚痴ばかり言って何も解決しないから。私は愚痴をきく聞き役。はがゆくて、悲しくて、正直うんざりだった。

お父さんがいなくならないと、変わらないんだなって思ってた。こっから、こっから、お兄ちゃん、変わってくれ!!!お兄ちゃんが幸せならなんでもいい。お兄ちゃんのパスタはめちゃめちゃ美味しいけど、料理人じゃなくてもいい。人生楽しんでくれぇーーー。(ていう私は無責任なのかな。はぁーーー)ただただ、家族のしがらみから抜け出してほしい。

最後の言葉「だしまき」

実家みよし駅に到着。
兄が迎えにきてくれて、二人で病院へ。

変わり果てた姿をイメージしてきてたので
見ても大丈夫だった。(乱れまいと必死な自分)

「お父さん、カブの酢の物ありがとう!おーい!東京から帰ってきたんだよぉーー」
手と足が動いた。

「お父さん、今回はだしまきが入ってなかったよーー。だしまきたべたいなー」というと突然。

「だしまき、だしまき、」
と弱々しくもつぶやき何回も繰り返した。

「そうたよ、だしまきだよ!だしまき巻いてよ!だしまき屋するんじゃろ?」

また、
「だしまき、だしまき。。。」と繰り返した。

お父さん(料理人)といえば、だしまきってくらい代表をするメニューで、地元の皆さんに何十年も愛される逸品になっていた。

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東京の友達にも食べさせたいというと、10本も送ってくれたり(多くて困った)、私がお世話になった人にも勝手にだしまきを送ったり、持ってってたり。

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↑広島でハミルカフェやったあとに、店主に持ってってたらしい。

「お父さんは卵に取り憑かれとるんよ」
とお母さんが言うほど、だしまき人生だった。

無意識でも、声を発してくれるなんて思ってもなかったので、だしまきだしまき!と私も耳元で言いつづけた。

そんな光景を見て
意外にもお兄ちゃんが涙をながしていた。

私は驚き、見ないようにした。

最後の贈りもの。

金曜日の夜、ヤマト配達のメールで
お父さんからの荷物が日曜朝に届くことを知った。

すると兄から珍しく電話
「父さんが脳出血で倒れた。今夜が山じゃけえ」

実は、私。妊娠5ヶ月目。
一番喜んで浮かれまくったのはお父さん。念願の孫。わたしは何年も「孫まだ?」と孫孫言われ、できにくいと診断されてたので、その言葉は正直苦痛だった。

酸っぱい物ブーム到来中の私に、
「カブの酢の物やら色々来週送るけーね」
とニヤニヤ声の父。
先月も送ってくれたし、いいよと断ったのに。
浮かれすぎて、脳出血?
荷物を送ってくれた後に倒れたってこと?

深夜2時
「山は乗り越えたけど、意識は戻らない。延命治療もおかんはやらないと決めたのでもって1週間」
と兄からLINEがきてた。

日曜日の朝、お父さんの荷物を受け取って
実家に帰ることに。

荷物を受けとるのが嫌だった。
泣いたりして感情が乱れるのが嫌だった。
10時過ぎヤマトさんが持ってきた。

「よし、開けるか!」1人掛け声をかけた。
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フキの煮物、生姜みそ、カブの酢の物
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そして米を箱からだすと、
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カープのポスターが敷かれていた。
何かしらカープものを入れてくる風習がお父さんにはあった。

最後のお父さんの料理を、一口づつたべた。
くたっとなったカブは味が染みこみすぎてて
フキと味噌は懐かしかった。

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気持ちをそらすため、なぜか写真をとり
東京駅へと急いだ。