カープでお葬式

通夜、葬式と無事終わって、東京で過ごしてるよ。
まずみなさんにお礼を言いたい!!

ブログを見てすぐ連絡をくれたお友達やファンの方。葬式に来てくれた地元のお友達。
本当に本当にありがとうございました。

お父さん(阿部克次)はね、カープのユニフォーム『ABE』を着て(安部友裕選手の見たい)棺桶に入ってた。
カープを狂ったように愛したお父さん。お兄ちゃんが「ユニフォームを着させちゃりたい」と言い用意したらしい。
●広島弁 着させてあげたい→着させちゃりたい。

遺影もお店(料理屋)に飾られていた元カープの梵英心選手とお父さんのツーショット写真がいいと兄が決めた。

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額のまま写真屋さんに持っていくと。
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「さすがに梵では」と思われたのか、林になったお父さん。おもしろくていい!最高のいつものえがおだった。

通夜、葬式、と驚くくらいの人がお父さんに会いにきてくれた。そして、口々に「こないだ、だし巻き持って来てくれちゃったばっかりよ!」と信じられない様子。

倒れる前日、お父さん(料理人:だし巻き卵名人)はだし巻き卵を沢山巻き、普段あまり出向かない人にまで、車で配りに行って、みんなと大話をし大笑いしてたらしい。母、兄もそんなことは知らずみなさんの証言に驚いていた。

倒れた日には、私に荷物を送ってくれたりと、
虫の知らせとはこうゆうことなのだろう。

喪主(兄)の挨拶。
寝ないで考えたと思われる挨拶文。
目には誰にでもわかるくらいのクマができていた。
母は「お兄ちゃん、ちゃんとできるかね?」と
緊張感が伝わってきた。

何度も書き直したと見られる、ぐしゃぐしゃになった紙をポッケから取り出し、読み始めた。

お父さんと喧嘩が絶えなかったこと。
倒れる前の日の大喧嘩のこと。
お父さんの料理には勝てるきがしないこと。
お父さんがメモした料理レシピは何が書いてあるかさっぱりわからないこと。
急すぎて実感が湧かないこと。
途中止まりながら涙を流し最後まで読んだ。

まるで大きい小学6年生が泣きながら作文を読んでいるように見えた。

倒れる前日の大喧嘩。
お店のことで話し合いたかった父。
「親子なんじゃけー話合えばええじゃないか」
父が兄に向けて言った最後の言葉だったらしい。

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会場には若い頃のお父さんの写真や、家族写真などたくさん飾られていた(そういうサービスがあるの?)
父兄が仲良く喋ってた頃が思い出せないな。

私は妊婦だからと、みんなに気を使われ
葬式の次の日に東京に戻ることにした。

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